日本型雇用システムは「外部労働市場」が未発達

2011.12.24

日本型雇用システムについて述べられるとき、常に指摘されるのは、「外部労働市場」の未発達である。しかしそのことの意味は必ずしも明確ではない。それがただ単に、雇用の流動化が阻止されていることを意味するのであれば、流動化の意味を明確にする必要がある。すなわち、「制度化」の解体の結果としての「事実」としての雇用流動化であるのか、それとも別の形で「制度化」された流動化であるのか。いずれであるかによって日本型雇用システムの変動とその行方は決定的に異なってくる。

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これは「日本型」雇用システムだけの問題ではない。「アメリカ型」や「ドイツ型」として制度化された雇用システムの問題でもある。「制度化」の解体あるいは衰退の結果としての雇用流動化の圧力が、すべての国の雇用システムを襲っている。「日本型」であれ「アメリカ型」であれ、それぞれに「制度化」されたシステムが解体されるなら、その後には制度化されることのない「事実」としての市場が成立するということだ。





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