アメリカは転職が活発

2012.01.08

アメリカの雇用システムが高度に流動的であることは、各国ごとの勤続年数の分布から確認できる。十年あるいは二十年以上の長期勤続者の比率の低さは予想通りだとしても、それ以上に顕著な特徴は、勤続一年未満の比率の高さである。四人に一人以上は勤続一年未満というように、際立って短期の雇用が常態化している。もちろんこの中には新規の学卒採用者が含まれるとしても、このことは転職がそれだけ活発であり、移動がそれだけ頻繁であることを意味している。

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他方、同じ指標から見れば、日本だけでなく、ドイツとフランスもまた、長期雇用や継続雇用を特徴とするとみなしてよい。ドイツが長期雇用を特徴とすることは周知のことではあるが、フランスもまた類似のパターンに括ることができ、他方イギリスは、どちらかというとアメリカと類似のパターンを示している。企業統治の観点から、ドイツ、フランスを「ライン型の資本主義」、アメリカ、イギリスを「アングロ・アメリカン型の資本主義」と表現する場合がしばしばあるが、二つの違いはこのように、雇用パターンにおいても確認できる。





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